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『撫養の家

 鳴門市の市街地、近くにお寺や神社があり綿々と続く暮らしの空間といった町のなかにポンとある空き地を案内してもらいました。まわりの建物は昭和の終わり、もしくは平成に建て替えられた家が多く、いい意味でも悪い意味でもざっかけない雰囲気があります。
はてさて、この場所にどんな建物を建てようか思案しながらぐるぐると周辺を歩いて気づいたのは空き家?か人の気配のしない建物がいくつかあることです。もしそのままの状態が続くなら、手入れされない状態を見ながら感じながらの生活は居心地にも影響が出そうだぞということで、空間を離す意味もありつつの2階中心の計画でスタートしました。
家族が集まる2階はワンルーム、1階は住宅の機能ごとに空間を小分けにしています。2階リビングのいいところは構造がシンプルに組めるところですね。
 クライアントとの打ち合わせはほんわかしていて、時折り冗談を掛けあい、笑顔の絶えないものでした。おおらかな人付き合いに懐の深さを感じていたのか、この住まいにも影響を与えていて天井を包容感のあるものにするきっかけになりました。
お引き渡し前はガランとした雰囲気ですが、趣味のものや子供のものが溢れて多幸感のつまった空間になればと想像してしまいます。

施工/株式会社アークホーム

構造設計/tooi一級建築士事務所 大池俊樹

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