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​ABOUT
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「普段の中に潜む特別な瞬間」

日々の暮らしをどのように過ごすのかを想像し、

クライアントとその敷地がもつ個性をひもほどいていきます。

クライアントの表情や仕草から読み取れる生活であったり営みを

 

反映していくことで建物は人を写す鏡となります。

 

その方にとって特別な空間は人生を豊かにするものです。

丁寧に線を決める、線の集合が面となり空間となり、

 

その人の「好き」となります。

​「好き」が生まれた建物は

 

普段の生活の中に特別な表情を残してくれます。

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PROFILE
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村上 真

1985年千葉県生まれ。
2008年に日本大学理工学部建築学科を卒業。
2011年の夏に徳島県鳴門市に移り住み、(株)moon at.に入社。伊月善彦のもとで建築を学ぶ。
2015年に村上真建築設計事務所を設立。


 

村上真建築設計事務所

2015年10月 村上真建築設計事務所 開設

二級建築士事務所登録 徳島県知事登録 第02016号

一般社団法人住宅医協会 住宅医スクール修了生

/業務内容

新築、改修、用途変更の設計、現場監理

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子供のころ
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 父が借りていた畑の奥に広がる雑木林で遊ぶのが好きでした。そこは住宅街と隣り合わせの場所でしたが、一歩入ると生い茂る緑や湿気を含んだ土の匂い、木洩れ陽で溢れていました。
かさかさと落ち葉をけりながらいつも遊んでいる場所に着くと、
​ちょうど座りやすい高さに曲がった木の幹に腰掛けます。それと同時に太陽が雲から顔をだし、木々のすきまから光が差す瞬間を目にしました。生まれてはじめて空間を意識した瞬間でした。

 話は変わりますが、私の実家は某ハウスメーカーが建てたもので、今の職業からすると、どうしてここはこうなった?と思うような建物なのですが、とても好きなところがありました。
それは階段に西向きの大きなはめ殺しの窓がついていたことです。夕方、家に私一人だけの時間に2階に上がろうとすると、階段にはこれでもかと言わんばかりにオレンジの光が差し込んでいました。小学生の頃だったと思いますが、馴れ親しんだ階段が琥珀色の光に満ち溢れ、普段とはまったく違う表情をしていて、いつまでも眺めていたい気持ちになりました。

 建築の教科書に載っているモダンな建物に縁もゆかりもない私にも日常の中に美しさを見つけた子供の頃の体験があって、それが今でも鮮明な記憶となってイメージを構築する手がかりになっています。

 


村上真建築設計事務所
MURAKAMISHIN.ARCHTECT
murakami_shin@icloud.com


 

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