top of page

『嵐山の家

 京都でもお願いできますか?とのご連絡に、はいもちろん大丈夫ですとお答えしたところから始まりました。

場所は嵐山。住宅街の入り組んだ場所に敷地があります。京都の風情を愛するご主人と都市的な住まいに憧れる奥様のコントラストが濃い住まいです。

 京都市内はハイセンスで目新しいデザインのお店と風情を受け継ぎ何年も変わらない佇まいの建物が両立し、かつハイコンテクストな場所です。市内を散策すると京都とはこうあるべしと訴えかけるような寺や老舗の商店の横で、風情を崩さずも新風を吹き込む意欲的なデザインの店内が顔をのぞかせます。ご夫婦との会話の中にも同じような、今を写す京都的なやりとりが多かったように思います。

 住まいは2階リビングで広々したバルコニーと低い手すりが欲しいが周囲の視線は切って欲しい。

 外壁の焼杉など自然素材をたくさんつかって省令準耐火にしてほしい

 駐車場が通常1台になる30坪ほどの敷地だが2階の床を飛び出させることで2台確保してほしい

 その上で耐震等級3を満たしてほしい。

 2階リビングだけど1階も使えるよう日が差す部屋にしてほしい。

 いくつもの相対するご要望に、妥協なきようプランを何ヶ月も練り続け、無事に着地できたときに「本当に良い家」とお褒めの言葉をいただいたことが深く印象に残っています。

施工/株式会社竹内工務店

構造設計/tooi一級建築士事務所 大池俊樹

DSCF1837.jpg
DSCF1819.jpg
DSCF1779.jpg
DSCF1776.jpg
DSCF1808.jpg
DSCF1767.jpg
mori_house01.jpg
mori_house04.jpg
DSCF1852.jpg
DSCF1861.jpg
DSCF1879.jpg
DSCF1949.jpg
DSCF1922.jpg
DSCF1931.jpg
DSCF1952.jpg
DSCF1903.jpg
DSCF1927.jpg
bottom of page