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『みちくさ珈琲』
田宮街道から北に入り、車通りの多い道に面した店舗併用住宅です。自家焙煎のテイクアウト珈琲(たまに軽食?)を提供する喫茶店をご要望いただきました。面積の大半は住宅部分が占めるなか、限られた面積で効率の良い空間構成と道行く車から、独特な味のある店舗として認識されるファサードを中心に検討しました。
住宅と店舗の違いは日常か非日常かであって、空間に最も影響を与えられる部位は天井です。現代デザインのなかで、構造をあらわしにしたり、配管や照明を黒く塗りつぶしたり、ルーバーでリズムを生じさせたり、様々な工夫が凝らされてきました。
今回1階の店舗ということもあり(住宅部分の配管が店舗天井裏を通るため、)、方形の形をした天井を提案しました。正方形の店内、L字の大きなカウンター、出窓に座れるベンチを設計し、天井は中心点に集まる形になっています。
撮影のときから珈琲の香りが店内に充満し、まろやかで鮮やかな空間に感じられました。不定期オープンの喫茶店ですがスペシャリティコーヒーが楽しめる貴重なお店です。みなさまお訊ねになってみてください。
施工/米田卓司建築事務所

















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