お蔵入りプラン3

更新日:2 日前

この仕事をしていると多種多様なプランを描いては提案と訂正を繰り返します。採用していただけることもあれば不採用になることもあり、表に出ないプランが貯まっていきます。

ただ、その中には実現していたらどうなっていたかと思いを馳せるものも多くあり、誰の目にも止まらないまま埋もれてしまうのはもったいないとも考えてしまいます。

そこで数は決して多くはないですがアップが可能なものが出てきましたらご紹介させていただきます。

プランが持つ様々な可能性に興味を持っていただけると嬉しいですね。



中庭(Courtyard House)の邸宅プラン。

中庭を考えるときに完全に壁で囲われているプランは個人的に好みではなかったりします。それは風の抜けが遮断され、湿気の多い地域ではすぐに苔が生えてきてしまうためです。少しでいいので風の抜けが欲しいと思って書いたプランです。南側に大きく開いた中庭の先に引き戸があり、天気のいい日は開け放して使います。台風などの強烈な風を塞ぐこともでき、フレキシブルな中庭です。邸宅たらしめるラウンジ、カウンターキッチン、大人数のテーブル、奥の間(畳)、商談用スペースを廊下なしでつないでいます。エントランスは住人用が用意され、ゲストが来ても生活感が出ないよう工夫しています。

2階は贅沢にゲストハウスと離れをデッキでつないでます。ゲストが宿泊することになってもそれぞれのプライバシーを干渉しないように配慮しています。

建物が大きくなっても設計の進め方はブレないので、基本プランからどこまで気品の高い空間・構造・住まい方を発想していけるかが、設計者として楽しみな部分だったりします。