12月初旬にいえのねっこと題した”暮らしのお茶会”のようなものを開催しました。
1年ほど前に初めて開催し、今回でめでたく3回目。
どのような会かというと、複数組でのご案内が基本でまず我が家のルームツアーを行います。ルームツアーといってもオープンハウスのそれとは違くて、住んで何年か経っている家を紹介するわけですからそりゃあもうTHE生活感であふれている中をあれやこれやと見ていただくわけです。
床は傷ついているし、壁は子供の手の高さで汚れているし、よく見ると隅に埃がコンニチハしてるし、普通に案内するとただただみっともないわけです。
そこで趣向を変えて暮らし方を紹介していきます。
食器の片付け方、1軍と2軍の位置、重いものと軽いものの仕分け方、光の入り方と風の抜けの設計手法、広さを感じる寸法体系などなど。新築では味わえない”老馬の智”的な言い回しで案内をしていくわけです。
そのためか、時間が経つと少しづつ参加者の表情が柔らかくなっていくのがわかります。多分、建築家の自邸を訪ねるという緊張感あふれるものから、おじさんと家族の暮らしぶりを見せつけられる一風変わったツアーだったことに気づくのでしょう。
「思っていたのと違う」と察するわけです。
ひと段落するとろうそく夜のともよさんのケーキとお茶をいただきながら暮らしの困りごと、これから家づくりをする上での疑問などを話していくお茶会に変わります。
毎回参加者の組み合わせが変わるので、僕らも会話のジェットコースター的な、上がったり下がったりひねったりを楽しんでいきます。
内容はもうさまざま!
建てる予定はないけど気になってしまってという方
新居に住み始めたばかりで他人の家が気になって仕方ないという方
ともちゃんの友達やけんみてもええやろ?という方
赤ちゃんがいてろうそく夜さんに行きづらいという方
(もちろん家づくりを考え始めた方もいらっしゃいます!)
書いてて今さら恥ずかしいですが全員に我が家を端から端、押入れの中までご案内してきました。
でも終わった後のいろんな方に出会えた多幸感のようなものがあり、今後も続けていこう!と、毎回ともよさんと確認し合うのです。

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